神戸市室内合奏団

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神戸市室内合奏団

1981年、神戸市によって設立された神戸市室内合奏団は、実力派の弦楽器奏者たちによって組織され、神戸、大阪、東京などを中心に、質の高いアンサンブル活動を30数年に亘って展開している。弦楽合奏を主体としながらも、管楽器群を加えた室内管弦楽団としての活動も活発で、バロックから近現代までの幅広い演奏レパートリーのほか、埋もれた興味深い作品も意欲的に取り上げてきた。また、定期演奏会以外にもクラシック音楽普及のための様々な公演活動を精力的に行っている。
1998年、巨匠ゲルハルト・ボッセを音楽監督に迎えてからの14年間で、演奏能力並びに芸術的水準は飛躍的な発展を遂げ、日本を代表する室内合奏団へと成長した。毎年のシーズンプログラムは充実した内容の魅力あふれる選曲で各方面からの注目を集め、説得力ある演奏は高い評価を受けている。 内外の第一線で活躍するソリストたちとの共演も多く、2011年3月の定期演奏会でのボッセ指揮によるJ.S.バッハ「ブランデンブルク協奏曲全6曲」の名演はCDとして、2011年6月のメンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」他がLPとしてリリースされている。
また、2011年9月にはドイツのヴェストファーレンクラシックスからの招聘を受けてドイツ公演を行い、大成功を収めている。
2013年度からは、日本のアンサンブル界を牽引する岡山潔が音楽監督に就任し、ボッセ前音楽監督の高い理念を引き継ぎ、合奏団のさらなる音楽的発展を目指して、新たな活動を開始した。

  • 岡山 潔
  • ゲルハルト・ボッセ

神戸市室内合奏団 定期演奏会 シーズンプログラム

神戸市室内合奏団 定期演奏会 シーズンプログラム

神戸市室内合奏団 定期演奏会 シーズンプログラム

神戸市室内合奏団 定期演奏会 シーズンプログラム

クラシック音楽誌「音楽現代」演奏会批評

 ボッセの薫陶を受けた新進の石川星太郎がモーツァルトとシューベルトの若き日の作品を指揮、実力を発揮した。 その様式感のある明快な表現、旋律的な魅力が際立ち、弦と管のバランスも絶妙、自然な表情で高まる奏楽も聞きものであった。 モーツァルトの2曲、交響曲第29番K201(186a)では、第1楽章での妙なる奏楽、トリルの軽やかさ、フォルテでの高揚感も印象的、第2楽章での 柔らかな音で優雅な雰囲気を醸し出し、第3楽章は流れるような弾奏、終楽章では溌剌と、沸き立つような奏楽で聞かせた。 フルート協奏曲第2番での藤井香織の独奏は透明感があり、実に伸びやか、華やかさに加え、ニュアンスのある表現で印象づけた。
 シューベルトの交響曲第5番D485では見事な力加減で弛緩と緊張を感じさせ、古典派的な優雅さとロマン派的な情感の発露も充分表現、 シューベルトらしい屈託のない表現感や、うねるような高揚感も聞きものとなった。(3月10日、紀尾井ホール)