日程 | 2024年11月7日(木)14:00開演(13:30開場) |
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会場 | 神戸市立中央区文化センター多目的ルーム(1階) |
料金 | 一般:500円、オペラ《ファルスタッフ》公演のチケットをお持ちの方:無料 |
チケット 購入 |
解説講座は、2回開講いたします。(1回のみの受講も可) ▼WEBで申込み 受付開始日:8月30日(金)9:00~ |
◆解説講座①(講師:加藤浩子)
「この世はすべて冗談」ヴェルディ最後のオペラにして究極の喜劇、《ファルスタッフ》を120%楽しむために
《ファルスタッフ》は「オペラ王」ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)の最後のオペラで、彼のほぼ唯一の喜劇であり、音楽による会話劇というまったく新しい形式へと踏み出した、奇跡のような作品です。原作はヴェルディが敬愛したシェイクスピア。リヒャルト・シュトラウスからストラヴィンスキーまで、多くの作曲家が《ファルスタッフ》に魅了されました。究極の人間讃歌と言えるオペラを、徹底的に解説します。公演前の予習に、あるいはオペラを好きな方、楽しみたい方、ぜひお越しください。
◆解説講座②(講師:桒山智成)
「ヴェルディ作品の元になったシェイクスピア原作について」
この講座では、ヴェルディ作品の原作となったシェイクスピア作品に焦点を当てます。ヴェルディの『マクベス』『オテロ』『ファルスタッフ』からそれぞれ一場面を選び、それらが原作のシェイクスピアの脚本ではどのように書かれているのか、そしてルネサンス期のイギリスでどのように上演されたのか、原文の英語と日本語訳を使いながらご紹介します。シェイクスピア演劇への入門としてだけでなく、今回の《ファルスタッフ》公演を別の視点からも味わう契機となれば幸いです。
【講師のご紹介】
◆解説講座①(10月9日(水)開講)
加藤浩子/音楽物書き
東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院博士課程満期退学(音楽史専攻)。音楽物書き。主にバッハを中心とする古楽およびオペラについて新聞、雑誌その他に執筆、また各所カルチャーセンターなどで講演活動を行う。欧米の劇場や作曲家ゆかりの地をめぐるツアーの企画同行も行い、バッハゆかりの地を巡る「バッハへの旅」は20年を超えるロングセラー。著書に『今夜はオペラ!』『ようこそオペラ』『バッハへの旅』『バッハ』『黄金の翼=ジュゼッペ・ヴェルディ』『ヴェルディ』『オペラでわかるヨーロッパ史』『音楽で楽しむ名画』『オペラで楽しむヨーロッパ史』など。最新刊は『16人16曲でわかるオペラの歴史』(平凡社新書)。
公式ホームページhttps://www.casa-hiroko.com
Facebookアカウント https://www.facebook.com/hirokkina/
◆解説講座②(11月7日(木)開講)
桒山智成/京都大学大学院人間・環境学研究科教授
京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門はイギリス演劇史。共著に『変容するシェイクスピア』(筑摩書房、2023年)、『よくわかるイギリス文学史』(ミネルヴァ書房、2020年)、『イギリス文学と映画』(三修社、2019年)、『甦るシェイクスピア』(研究社、2016年)、DVD解説・字幕監修に『アップスタート・クロウ』(IVC、2017年)、翻訳に『冬物語』(岩波文庫、2023年)などがある。